瑠璃色金魚は花菖蒲の夢を見るか?①

みなさん今日も金魚の鱗の数を数えていますか? どうもナイカナです。というわけで今回は白石紬のソロ曲瑠璃色金魚花菖蒲についてあーだこーだ考えていきたいと思います。

 

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瑠璃色金魚と花菖蒲

瑠璃色金魚と花菖蒲

  • 白石 紬 (CV.南 早紀)
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

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同じCDに入った僕の担当周防桃子のソロ曲ローリング△さんかくもよろしくな!

 

 

さて曲自体は和ロックな曲で金魚から花菖蒲への羨望花菖蒲の苦悩が歌われています。さてまあこれがそのまま金魚花菖蒲の話か?と言ったら違いますね。これはアイドルマスターのソロ曲ですから。じゃあまず金魚花菖蒲って何なのよ?って話からですね。結論から言ってしまいましょう。金魚白石紬花菖蒲白石紬またはアイドル、そしてところどころでてくる「あなた」花菖蒲この記事を読んでいるであろうプロデューサー、あなたです。は?って思ったそこのあなた。まあもう少し読んでいってください。恐らくこの曲は紬のアイドルへの憧れ、そしていざアイドルになってみた後の苦悩を描いた面と、アイドルという夢へ導いてくれたプロデューサーへの想いが描かれた面のあるダブルミーニングな曲じゃないかなと思うわけです。

まず前者からなんですがここで重要になってくるのはなんで紬はアイドルになったのか、というところですね。当然プロデューサーにスカウトされたからなんですが紬はアイドルのことを幼き頃の他愛ない夢と言っています。元々紬は呉服屋の娘で、恐らく両親に大切に育てられて後継ぎとなることもしくは後継ぎを連れてくることを期待されていて本人もそれをよしとしていたのでしょう。しかしそれは紬がある程度大きくなってからの話でしょう。小さい頃も当然後を継ぐという考えもあったでしょうがそれ以外にも夢が、憧れがあった。それがアイドル、ですね。

 

さてここで少し歌詞を見ましょうか。全部書くと何とは言わない組織がくるので著作権上、一部誤魔化します。まずは1番。1番はアイドルを夢見ていたけれど心の奥底にしまいこんだ白石紬から憧れのアイドルとなった自分の姿への想いとアイドルにスカウトされたときの心情が歌われているのではないかと考えます。一つ一つ見ていきましょう。

"瑠璃色金魚は~届かないの"まで。瑠璃色金魚はアイドルの夢を見る白石紬、そして花菖蒲憧れのアイドルとなった白石紬とおきます。金魚の吐く泡は水面に隔てられて、決して花菖蒲には届かない。アイドルを夢見る白石紬の想いは決してアイドルには届かない。そう思ってた。ということではないかと思います。

”はなびら~余韻の余白”まで。花菖蒲の花びらがひとひら金魚の泳ぐ水面へ。今まで見上げることしかできなかった花が手を伸ばせば届くところに来たわけです。つまりこれは今まで届くことがなかったアイドルという憧れに自分でも届く様になった、つまりプロデューサーにスカウトされたことを示しているのではないでしょうか。 

”外の世界~求めてるから”まで。金魚鉢の中から覗くことしかできない外の世界、つまりアイドルの世界への憧れ、そしてそこへ飛び出す決意が歌われているのではないかと思います。

”瑠璃色金魚が~微笑えますか”はここまでから分かる通りアイドルへの憧れだと思われます。

”灯した~持ってますか”はアイドルへの憧れがずっと心の中にあったこと、そしてそれは彼女のアイドルになることへの迷いに勝るものであったということが歌われているのではないかと思われます。通常金魚が入れられる鉢は金魚を楽しむため透明であるはずです。しかしここでは曇っている。これは彼女の外の世界、つまりアイドルの世界へ飛び出すことの迷いなのではないかと考えました。

 

さてここから2番です。2番はざっくり言ってしまえばアイドルになった白石紬の苦悩が描かれているんじゃないかと思います。また一つ一つ見ていきましょう。

”雨は~好奇心”は、まず雨が逆さに落ちる、鏡の世界というところから花菖蒲から金魚のいる水面を見ている、ということだと考えられます。水面は鏡になりますし、水面に映った雨は空側へ落ちますからね。そしてそこに映る好奇心とは金魚のものです。つまり、アイドルに憧れていた過去の自分を見ているのではないかと考えることができます。

”湧き上がる~夢を見ながら”まで。思いを掬い上げるということは掬うということは対象は液体または液体中の何かであると思われるので、おそらくこれは金魚の吐き出した泡、つまりアイドル白石紬に憧れるもの(過去の自分を含む)、アイドル白石紬を好きだといってくれる人の思いなのではないかと思います。そして砂糖漬けは果物などを長く保存する方法です。つまりアイドルへの憧れや思いを心に刻むということではないかと思います。そしてその思いを過去の自分へのエールとして送りたい気持ちを味見してほしいと表現されているのではと考えました。

”瑠璃色金魚が~ないの”は決して金魚鉢の中からは見えなかった、花菖蒲の努力。つまり憧れのアイドルと現実の剥離が歌われているのではないかと思います。

”あの時~抜け出したい”は光がなくなってしまえば枯れてしまい、そして毒を持つ花菖蒲アイドルになった時の思いと憧れとの剥離から来る苦悩の例えとして歌われているのではないでしょうか。

”瑠璃色金魚が~誇れますか”まで。ここは1番のサビとは歌詞が少し違っています。これは2番を踏まえたものだと考えると過去の自分の憧れのように今の自分がなれたら・・・というような意味ではないかと思います。

”あの時~私きっと”までもまた2番サビに歌詞が加わっています。ここは歌詞だけでなく歌も鑑みるとただ悩むだけでなく、悩みを振り払って紬の未来への決意が伺えると思います。

 

というわけで前者の解釈は終わりです。

次に、後者の解釈です。(個別記事にする程ではなかったので追記)

前者の解釈と被ってるところはカットしてます。

 

”瑠璃色金魚~届かないの”まではお話しした通り、「あなた」はプロデューサーを指します。アイドルに憧れ、それを目指す紬にとって「あなた」への想いは届いてはいけないものなのです。

”外の世界~求めてるから”はプロデューサーの世界にいる、つまり隣に立つことは彼女にとって喜ばしいことではあるが、同時にアイドルである彼女にはそれは罪であると感じてしまいます。しかしそれで悩んでいても手を伸ばしてしまう、という彼女の葛藤が見て取れると思います。

”私~微笑えますか”はもし少しでもプロデューサーのような生き方ができたら、考えを理解出来たら、今のようにプロデューサーを怒るのではなく、笑えるのだろうかと思っているということだと考えています。

”灯した~持ってますか”までは明かりは紬の想いを指していると思います。そしてそれは葛藤を溶かしてしまうかもしれないほどだということです。

”雨は~好奇心”ここもほぼ変わりませんがここでは好奇心はプロデューサーへのものです。

”湧き上がる~夢を見ながら”はプロデューサーへの想いを素直に打ち明けられないままずっとしまい込んでいるということだと考えられます。

”瑠璃色金魚~抜け出したい”はアイドルとして苦悩する中で思い出すのはプロデューサーの不躾で無遠慮な励ましやスカウトの言葉。そしてそれは紬がアイドルとして活動する励みになると同時に葛藤を招く毒である。ということだと思います。

”瑠璃色金魚が~誇れますか”はもし自分と反対の生き方や行動をするプロデューサーのように少しでもなれたらアイドルとしての自分とプロデューサーへの想いという葛藤を破れるだろうかということだと考えます。

”私きっと”は前者と似ていますがこれも紬の覚悟を示したもので、いつかきっと葛藤を打ち破り、アイドルとしても想い人としてもプロデューサーの隣に立ちたいという紬の意思の表れであると思います。

 

さて後者の解釈も以上となります。

後者は雑になったけど許してーな。ソロ曲2曲目が来る前に出したかったんや・・・

2曲目楽しみだね。アマテラスみたいのがいいな。てかMOIW2020で和風なメンバーでアマテラス歌って♡