影が濃いほど光は強い【黛冬優子考察】

いやー!!!!!!!

空の境界面白いっすね!!!!!!

アニメは見たんですけどFGOしかやってないため型月の世界に詳しくないので

なんもわからんちんの黒桐幹也君状態だったのですが面白くはあったので小説買って読もうと思い新書版を購入して早1年くらい。やっと下巻まで読み終えました。

空の境界というのは死の線を見ることができる特殊な少女両儀式とモノを探す能力に非常にたけていること以外はどこまでも普通で、誰も傷つけないという黒桐幹也君のラブコメ(大嘘)なんですけどまぁおもしろくておもしろくて読み始めたら止まりませんでしたね・・・じゃあなんで読むのに1年かけとるねん

以降多少ネタバレがありますがストーリの根幹にかかわるネタバレではないはずなので安心してお読みください。嫌な方は空の境界を購入して読んでください。

 

空の境界(上) (講談社文庫)

空の境界(上) (講談社文庫)

 

 

空の境界(中) (講談社文庫)

空の境界(中) (講談社文庫)

 

 

 

空の境界(下) (講談社文庫)

空の境界(下) (講談社文庫)

 

 

では本題に入りましょう。

待ちに待ちに待った、

ファン感謝祭のストレイライトのシナリオが実装されましたね!!!!!!

 いやぁ素晴らしかった。

迷光を集めてできたストレイライトというユニットが抱える問題点、メンバー各々が抱える問題。それがくっきりと浮き彫りになってましたね。そしてそれをどうしていくのか、そこもいい解決をみたかなぁと個人的には思います。

さて今回スポットライトを当てるのは冬優子です。

冬優子は感謝祭編のリハーサル後のコミュでこんなことを言っています。

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W.I.N.G.編でも語られていたことですが、強烈な自己否定から来ているふゆとしての生き方ですね。誰にも嫌われないように・・・誰にも嫌われないように・・・?

黒桐幹也じゃん!?!?!?!?

さきほど少し話しましたが黒桐幹也は「どこまでも普通で、誰も傷つけない」という起源の持ち主です。そしてその起源故に「誰にも嫌われない」と評されています。しかしそれと同時に「誰も惹きつけることがない」とも評されています。

これ、アイドルとして致命的じゃないですか???????誰にもあたりが良くて、嫌われなかったとしても、誰かを惹きつけなくてはアイドルとしては不十分です。

 

そもそも彼女はちやほやされるためにアイドルになった、と言っていますがこれは誰にも嫌われたくないという気持ちの裏返しではないかと思います。

しかし前述した通り誰かに嫌われないだけではアイドルとして十分は言えないのです。それをW.I.N.G編の”台本通りの茶番劇”ではカメラマンに見抜かれたのではないでしょうか。誰にも嫌われない笑顔ではだめなのです。

 

ならどうすればよいか。それは誰かに嫌われる、嫌われないという生き方ではなく、誰かを惹きつける、惹きつけてやるという自信を持った生き方をするに他なりません。

そして彼女にとって嫌われる=冬優子で接することです。しかし”台本通りの茶番劇”までは嫌われてもいい、つまり冬優子でいられる場所がありませんでした。だから逃げ出すしかなかったのでしょう。

しかし彼女は一人になって、アイドルの仕事それ自体が他人に評価されるより楽しかったことに気づき、「これがふゆ」と胸を張れるアイドルになりたい、だから逃げることはやめたと告白します。「これがふゆ」と胸を張れるアイドル、それはつまり他人の評価を気にせずに生きることではないでしょうか。

だからこそ彼女にとって冬優子でいられる場というのは正に彼女が「これがふゆ」と胸を張れるアイドルでいられる原動力の一つ足りうると私は思います。

 

さて今回はこのあたりでお開きで。まだまだ考えたいことはたくさんありますがpSSRのコミュを見てからまた考えたいですね。

ところで冬優子のpSSRまだですか???

 

最後にはなりましたが本文は書くのをさぼっていたため最初は時系列が歪んでいます。ご了承ください。

次こそはバンナムフェスの感想。かもしれない。